この急場を権藤監督に託したい

もう今シーズンの横浜の上位進出は不可能であろう。ラミレスは年々、独自の自己主張をし始めていた。例えば、攻撃的打線を表現する2番梶谷の起用や、8番に打力のあるウィーランド、9番に俊足打者を置いて上位への繋がりを高めるなどであった。主観的にはその起用法については異論はなかった。しかし、いつの間にか目的を履き違えるような、例えば、2番宮崎など鈍足打者を置いたり、8番をそのまま他の投手にも適用したり、9番に戸柱などを起用するなど、当初の目的とはかけ離れる起用をしだしたとき、大きな違和感を感じてついていけないと思った。スモールベースボールを打ち上げて機動力を重視した野球を目指した時もあったが、長続きせず打力偏重の打線に落ち着いてしまった。つまり目先の勝利に左右され、目指そうとしている方向性がぶれてしまったということである。投手部門では先発の球数制限とそれによるリリーフの負担増、不必要な申告敬遠など、投手の気持ちを無視した扱いが目に付き、打者出身の監督の特性が如実に表れている。分からないなら、投手コーチやバッテリーコーチに任せればよいものを、すべて独断で決めているとしか思えない愚劣な行動であった。やること為すことが稚拙と感じてしまうほど先入観として不信の感情を周りに持たせてしまったことは、もう取り返しができないところまできている。もう即刻監督を解任し、今年の巻き返しを含めた来年以降を見据えた体制を整えるべきだと思う。と言っても、何も長期政権を考えることはない。この時期に出来得るベストを尽くせばよい。
ここからは妄想であるので、その気で読んでいただきたい。自身の願望でものを言うが、権藤さんが監督になってくれればよいのではと思う。理由はいくつかあるが、一番引き付けられるのはその言動である。解説をしてられる試合での投手目線の鋭い指摘は素晴らしい。歯に衣着せぬ本質を貫く言動は今なお健在である。それは打者についても同じである。この間のラミレスへの称賛コメントは権藤さんらしいユーモアの利いた痛烈な皮肉であった。この時期、保身から解説者の誰も何も言わない中、よくぞ言ってくれたと思う。98年から3年間の実績は誰も知らない人はいない。そのときの打線の構成は機動性を持たせた攻撃的布陣であり、一発長打に頼らない戦力に合ったものだった。現行の確率の低い長打力に頼った打線とは違いがあるが、鋭く切り込んで立て直してくれるだろうと思う。もちろん、潤沢な投手部門は上手く切り盛りしてくれるだろうし、伸び悩んでいる国吉、京山、上茶谷などのメンタル面の強化も期待できるだろう。ご自身が扱ったチームであるのだから愛着が無い訳がない。一緒に戦った三浦、川村、大家、万永、永池など多数のコーチがいることもやりやすい一因になるだろう。そして何よりも一本筋の通った野球観、人を引き付ける朴訥とした人間性、誰にもものが言える威厳のある風格に魅力を感じる。この急場を託すにはうってつけの人材だと思う。



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